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shiro(しろ)
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「MBTI診断をしてみたら、自分はS型(感覚型)だった」
「でもネットで“S型はつまらない”“S型は頭悪い”って見かけてショック…」
そんなふうに感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
SNSや掲示板などでは、「N型の方が深い」「S型は浅い」といった評価がされることもあります。
本記事では、「mbti s型 頭悪い」と言われがちな背景や理由を丁寧に解説しながら、S型の本来の魅力や強みにフォーカスしていきます。
MBTIの基本をもっと知りたい方は、心理機能8つの解説記事もぜひチェック!
目次
1. MBTIのS型とN型の違いとは?
まずは、S型とN型の根本的な違いを見てみましょう。
MBTIでは、人が「情報をどう受け取るか」によって「S(感覚型)」と「N(直感型)」に分かれます。
S型(Sensing:感覚型)の特徴
S型は、「今ここ」の現実に意識を向けるタイプ。
五感を通じて得られる情報や、目の前の出来事を重視し、そこから物事を判断します。
- 事実やデータ、経験に基づく思考が得意
- 目に見えるもの、具体的な事例を好む
- 過去の実績やルール、手順を重んじる
- 抽象的な話よりも、すぐに役立つ・使える話が好き
日常生活でいえば、整理整頓・スケジュール管理・マニュアル通りに動くことが得意なタイプとも言えます。
N型(iNtuition:直感型)の特徴
一方、N型は「全体を見渡して意味や可能性をつかむ」スタイル。
今よりも未来、現実よりもアイデアや概念に惹かれます。
- 抽象的・理論的な話題にワクワクする
- 過去や現実よりも「こうなるかも」に関心がある
- アイデアを広げたり、物事の“裏側の意味”を考えるのが好き
- 会話のテーマが大きく飛ぶ傾向もあり、深読みが得意
N型は、「見えないけど、確かにそこにあるもの(関係性、流れ、未来)」に敏感で、創造性やひらめきの強いタイプです。
S型とN型は「見る世界がそもそも違う」
- S型は現実を“顕微鏡”で見る
- N型は世界を“望遠鏡”で見る
そんなイメージでとらえるとわかりやすいでしょう。
どちらも「物事を見る力」があるのですが、その方向とフォーカスがまったく異なるのです。
2. 「mbti S型は頭悪い・つまらない」と言われる3つの理由
ではなぜ、S型の人が「つまらない」「頭悪い」と誤解されてしまうのでしょうか?
ここでは、SNSなどでも見られる“ネガティブな印象”の背景を3つに分けて解説します。
会話が具体的で“飛躍しにくい”と見られる
S型の会話スタイルは「今起きたこと」「目の前の現実」にフォーカスしています。
S型「昨日スーパーで激安セールしてたんだよ」
N型「へえ、それって経済的にはどういう意味があるんだろうね?」
S型の人は「そこまで深く考えてない…」と戸惑うこともあるでしょう。
一方で、N型にとっては「表面的な話しかしてくれない=深みがない」と感じることがあります。
このすれ違いが積み重なると、
- 「この人の話はつまらない」
- 「話が広がらない」
- 「深いことを考えない=頭悪い?」
と思われてしまいがちです。
興味の方向性が「目の前」か「未来」かで違う
S型は、現実的で役立つ情報に価値を感じ、N型は、まだ存在しないものにロマンを感じます。
たとえばこんな違いが…
テーマ | S型の関心 | N型の関心 |
---|---|---|
旅行 | どのホテル?費用は?日程は? | なぜ旅に出るのか?人生観が変わるか? |
日常会話 | 今日あったこと、使える知識 | 価値観の話、社会構造の分析 |
このように、興味の“向いているベクトル”が真逆なため、話がかみ合わず「この人といても刺激がない」と誤解されてしまうケースがあります。
IQや知能検査との関係で誤解が生まれる
MBTIとIQ(知能指数)は、まったく別物です。
にもかかわらず、「抽象的な話が得意=頭が良い」とされがちな風潮があるため、N型=賢い、S型=浅いという偏見が広まりやすくなっています。
しかし、実際は以下のように賢さの“タイプ”が違うだけです。
項目 | S型の賢さ | N型の賢さ |
---|---|---|
強み | 現実判断・実行・状況整理 | アイデア・分析・可能性発見 |
向いてる場面 | 現場処理・実務遂行 | 企画・未来戦略・研究思考 |
S型は“思考より実行”に強い、まさに「現実を動かす力」のあるタイプ。
「頭悪い」と言われる筋合いはまったくありません。
3. S型の人が持つ本当の強みと魅力
「S型=つまらない」「S型=頭が悪い」というのは、あまりに表面的で浅い見方です。
実際には、S型の人にしか発揮できない強みがたくさんあります。
実行力があり“地に足がついている”
S型の最大の魅力のひとつは、現実に根ざした行動力です。
- 空想よりも「実際に何ができるか?」を重視
- 抽象的な議論より「今日何をするか」が大切
- 小さな一歩を積み重ねて、確実に目標を達成できる
N型が壮大なアイデアを語る中、S型は「それ、どうやってやるの?」と冷静に道筋を考えられる人。
実行プランを具体化する力は、まさに“地に足がついた現実主義者”の賢さです。
安定感と信頼性が高い
S型の人は、一貫して安定した行動をとるため、周囲からの信頼が非常に厚いタイプです。
- 約束を守る
- 決められたことを丁寧にこなす
- 感情に流されず、堅実に行動する
こうした姿勢が、家庭でも職場でも「この人に任せておけば大丈夫」という信頼の礎になります。
目立たないけれど、なくてはならない存在、それがS型の魅力です。
小さな違和感に気づける観察力
「なんとなく変だな」「これはいつもと違うかも」
そんな小さな変化に敏感なのも、S型の優れた能力のひとつ。
- 現場での微妙な変化をすぐ察知
- 報告書の誤字、ミス、数値のズレに気づく
- ルーティンの中に潜む危機にも強い
実際、医療・製造・管理・接客・教育など、“ミスの許されない分野”でS型が多く活躍しているのは、この特性があるからです。
S型は「小さなことに気づける力」=“リアルな現場のプロ”なのです。
4. S型とN型がわかり合うためにできること
性格タイプが違えば、誤解やすれ違いが生まれるのは当然です。
でも、お互いを理解しようとする意識があれば、関係性はグッと変わります。
「違い=劣っている」ではなく「違うだけ」と認識する
こうしたぶつかり合いは、価値観の違いに気づいていないからこそ起こります。
でも実際は、「どちらが上か下か」ではなく、スタート地点と見ている方向が違うだけ。
「あの人は私と違うだけ」そう思えるだけで、見える景色が変わります。
4.2 会話の工夫をする
コミュニケーションのすれ違いは、ちょっとした工夫で防ぐことができます。
「それってつまり、こういうことかな?」と抽象を具体に変換してみる
S型の人
「その話って、どんな気づきがあったの?」と具体を抽象に広げる
N型の人
お互いの話し方にほんの少し歩み寄るだけで、「伝わる会話」「理解し合える会話」が生まれてきます。
4.3 共通の目的を持つと最強コンビ
S型とN型は、方向性が真逆だからこそ、組むと最強のチームになります。
- N型が「こういう未来が見えるかも」とビジョンを描き
- S型が「それを実現するためには、これとこれをやろう」と計画と実行を担う
つまり、N型が“青写真”を描き、S型が“設計図”に落とし込む。
現実と理想が融合した、非常にバランスの良い成果を生み出せるのです。
5. まとめ|S型は「頭悪い」「つまらない」ではなく、“現実のプロ”
「mbti s型 頭悪い」なんてワードは、まったくの誤解です。
S型・N型の違いをさらに掘り下げたい方は、『S型がつまらない』理由の本質を探る記事もおすすめです!
S型は、
- 現実を捉え、正しく行動できる人
- 淡々と見えても、深い安定感と観察力を持つ人
- 抽象的なことより「実際に動かす力」で信頼を得る人
N型は、
- 概念やビジョンで未来を描く人
- アイデアで人を引きつける“発想型”の天才
それぞれの得意分野が違うだけで、どちらもかけがえのない存在です。
違いを恐れるより、活かし合う関係をつくること
それがMBTIの本質であり、私たちが生きやすくなるヒントでもあります。
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まずは「違い」を恐れず、あなた自身の強みや個性を大切にしてみてください。
きっと新しい視点で人間関係や自分自身を見つめ直せるはずです。