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・占いや心理学が大好きなブロガー
・MBTIや数秘術を学びながらブログで発信中
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そんな情報をお届けしています。
「実家に帰ると、なぜかすごく疲れる」
「家族といるのに落ち着かない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
それ、あなただけではありません。
特にHSP(とても敏感な気質を持つ人)の場合、実家での生活や帰省が思っている以上にストレスになりやすいのです。
この記事では、
- なぜ実家で気疲れするのか
- どんな刺激に敏感になっているのか
- どうすれば少しラクになれるか
について、HSPさんのリアルな感覚に寄り添いながら、やさしく具体的に解説します。
そもそもHSPとは?
HSPの4つの特徴(DOES)
HSPは「Highly Sensitive Person(とても敏感な人)」の略です。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念で、人口の約15〜20%が該当すると言われています。
HSPには、以下の4つの特徴(DOES)があります。
- D(Depth of processing):考えすぎる、深く物事をとらえる
- O(Overstimulation):刺激に圧倒されやすい
- E(Empathy and emotional reactivity):共感しやすく、人の気持ちに引っ張られる
- S(Sensitivity to subtle stimuli):音や光、表情などに敏感
この4つが重なることで、HSPはとても繊細に「感じすぎる」特性を持っています。
なぜ“実家”で強く反応しやすいのか?
実家は、安心できる場所である一方、音・人の気配・会話・においなど、あらゆる刺激が絶えず存在する環境でもあります。
また、「親に気を遣う」「空気を読んで過ごす」といったクセが残っている人も多く、“自分らしくいられない空間”になりがちです。
他人より「気づきすぎる」からこそ疲れる
HSPは、「音が少しうるさい」「視線が気になる」「場の空気がピリッとしてる」といった微細な違和感にすぐ反応します。
特に実家では、「親の機嫌」「きょうだいの話し方」「テレビの音」「夕食の準備」…と、意識しなくても気づいてしまうことがたくさんあります。
それが、脳や心に負担をかけているのです。
実家でストレスを感じるよくある理由5選

1. 音・話し声・においなど、五感への刺激が強い
実家では、
- 家族の会話やテレビの音
- 台所のにおいや生活音
- 物の多さや壁の色味
など、目や耳、鼻から入る情報が常に多い状態です。
HSPにとっては、これだけでも心が疲れてしまいます。
2. 無意識の“気配り”による疲れ
「親が何か気にしてないかな?」
「このタイミングで部屋に戻ると気まずいかも」
「手伝わないと悪いかな」…
こんなふうに、考えなくていいことまで考えてしまうクセがあるのがHSP。
無意識に気を張ってしまうことで、どんどん疲れがたまります。
3. 干渉・会話の多さによる情報の多さ
親や家族の中には、悪気なくプライベートに踏み込んでくる人もいます。
- 「最近どうなの?」
- 「仕事は順調?」
- 「いつ結婚するの?」
こうした会話は、HSPにとっては心にグサッとくることもあります。
4. 自分の時間・空間が確保できない
自分の部屋がなかったり、壁が薄くて音が筒抜けだったり…。
「ひとりになれない」というだけでも、HSPにとっては大きなストレスです。
5. 自己主張しづらい家族関係
「親の意見に逆らえない」
「反論すると空気が悪くなる」
そんな“実家ルール”が残っている家庭もあります。
HSPは、関係が壊れることを避けようとするため、我慢しすぎてしまうことが多いのです。
自分を守るための5つの対処法・工夫

1. 一人時間を意識的につくる
- 少しコンビニやカフェに出る
- 散歩をする
- 部屋で静かに過ごす
など、自分だけの時間を意識的に確保することが大切です。
2. 音・光の刺激を減らすアイテムを活用
- ノイズキャンセリングイヤホン
- アイマスク
- お気に入りの香りやブランケット
こうした五感を守るアイテムを使うことで、刺激を減らせます。
3. 最低限の会話だけでOKと自分に許す
無理に笑顔で話さなくても大丈夫です。
「今は少し疲れてるな」「会話はほどほどでいいや」と、自分に許可を出しましょう。
4. 気持ちのメモを書く/心の中でつぶやく
モヤモヤしたときは、紙に書き出すだけでもスッキリします。
また、「いま私は疲れてるけど、それでいい」「自分を守っていい」と、心の中で自分に語りかけるのもおすすめです。
5. 家族に理解を求める?それとも静かにやり過ごす?
家族との関係性によっては、
- 正直に「静かに過ごしたい」と伝える
- あえて黙って、自分のペースを守る
どちらの方法もOKです。自分が疲れない方法を選んでください。
一時的な帰省 vs 長期的な同居で違うポイント
帰省時のストレス軽減法
- 滞在は短めにする
- 自分の予定(外出や読書など)を組み込む
- 無理な手伝いやイベント参加は断ってOK
「全部に参加しなくていい」と思えるだけで、心がラクになります。
実家暮らしの場合の工夫
- 自分のスペースを「居心地よく整える」
- 音や光をコントロールする道具を使う
- 距離感の保ち方を日々工夫する(朝はゆっくり一人時間を作るなど)
自立を考えるタイミングとは?
「どうしてもつらい」「毎日ストレスを感じる」
そんな場合は、ひとり暮らしの検討もありです。
自立は逃げではなく、「自分らしく生きるための選択」です。
まとめ
実家にストレスを感じる自分を責めないで
「親不孝かな…」「気にしすぎかな…」と思うかもしれませんが、それはHSPとしての自然な反応です。
あなたは悪くありません。
小さな「逃げ道」や「快適ゾーン」を確保しよう
毎日がんばりすぎずに、
- 自分のペース
- 自分だけの時間
- 自分を守る工夫
これを大切にしてみてください。
あなたが穏やかでいられる場所や時間を優先してOK
HSPは、自分を大事にすることがなによりも大切です。
実家で過ごす時間も、少しの工夫でラクになることがあります。
無理せず、今の自分にちょうどいい方法」を見つけていきましょう。