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shiro(しろ)
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「褒められるのが苦手」そんな自分に、違和感を覚えたり、自己否定的になってしまうことはありませんか?
人から好意的な言葉をかけられているはずなのに、なぜか心がザワついたり、居心地が悪くなってしまう。
その感覚には、HSP(Highly Sensitive Person)=繊細さん特有の心の動きが関係していることがあります。
この記事では、「なぜ褒められるのがつらいのか?」という深層心理をひも解きながら、心が少し軽くなる3つの具体的なステップをご紹介します。
▶ この記事とあわせて読みたい
HSPの4タイプとは?自分らしさを知る最初の一歩
目次
褒められるのが苦手 HSPの深層心理とは?
過去の経験が影響している可能性
HSPの方は、人からの言葉や態度を繊細に受け取り、深く記憶する傾向があります。
「感受性が強すぎて疲れやすい…」と感じる方には、こちらの記事もおすすめです。
HSPが“ペースを乱されてつらい”と感じる理由とラクになる方法
自己イメージと他者評価のギャップ
もうひとつの大きな要因は、自分で思っている自分像と、他人からの評価とのズレです。
たとえば、自分では「まだまだ努力が足りない」と感じているのに、「すごいね」「完璧だね」と言われると、「そんなことないのに…」とモヤモヤしてしまう。
これはHSPに限らず起こりうることですが、HSPの人はそのギャップに対する違和感を強く感じやすいのです。
また、HSPの人は謙虚であることに価値を置く傾向もあるため、他人の好意的な言葉に対して「自分なんかが…」と身構えてしまうことも珍しくありません。
褒められるのが苦手 HSPが反応しやすい3つの理由

HSPは、外からの刺激や感情の動きにとても敏感です。
それゆえに、「褒められる」というポジティブな出来事であっても、深く反応してしまうことがあります。
「良いこと=もっと頑張らなきゃ」に変換されてしまう
褒められた瞬間は嬉しくても、すぐに「次も期待に応えないと」「今回以上のことをしなければ」と無意識にプレッシャーを感じてしまう人も多いです。
これは、「いい子でいなきゃ」「失望されたくない」という気持ちが働いているからかもしれません。
褒め言葉の裏を読んでしまうHSPの感受性
「本当にそう思ってる?」「お世辞じゃない?」といったように、言葉の裏側を読みすぎてしまう傾向もHSPの特徴のひとつです。
人間関係に敏感で空気を読みやすいがゆえに、「相手の本音」と「言葉のトーン」にギャップを感じた瞬間、不安が一気に押し寄せてくることもあります。
また、自分で自分を褒める練習も効果的です。
セルフケアの一環として、次の記事HSPの4タイプとは?自分らしさを知る最初の一歩も読んでみてください。
タイプごとの対処法が見つかるかもしれません。
褒め慣れていないこと自体がストレスに
そもそも褒められることが少なかった、または「自分を認める習慣」がなかった人にとって、褒められる経験は“慣れない刺激”として過剰に作用してしまうことも。
そんなときは、「褒められて嬉しい」よりも、「どう返したらいいかわからない」「なんだかムズムズする」といった感覚が先に来るのです。
褒められるのが苦手 HSPが心を軽くする3つのステップ

ステップ1:自己理解を深める
まずは、自分がどうして褒められると緊張したり不安になってしまうのか、その感情にゆっくり向き合ってみましょう。
- 褒められたとき、どんな感覚になるか?
- それは「嬉しい」ではなく、「重たい」「申し訳ない」「怖い」かもしれません。
- その感情は、どんな場面から来ているのか? 子どもの頃の経験に結びついていないか?
一度ノートに書き出してみたり、頭の中でゆっくり思い返してみるだけでも、無意識に抱えていた思い込みや傷つき体験が見えてくることがあります。
「私はなぜ、そう感じるのだろう?」という問いを持つことが、自分との信頼関係を深める第一歩です。
ステップ2:褒め言葉を受け取る練習
次のステップでは、「褒められる」ことに少しずつ慣れていく練習をしてみましょう。
最初はぎこちなくても、「ありがとう」と受け取る練習からで大丈夫です。
すべてを完璧に信じる必要はありません。
「そう言ってもらえてうれしいな」と感じた部分だけでも受け止めるように意識してみてください。
また、自分で自分を褒める練習も効果的です。
- 「今日、ちゃんと休めた自分、えらい」
- 「朝のコーヒーを丁寧に淹れられた、自分に優しくできた」
こうした小さな成功体験を重ねることで、自己肯定感の土台が少しずつ整っていきます。
ステップ3:信頼できる人との対話
HSPの人は、安心できる関係性の中でこそ、本来の自分を出しやすくなります。
だからこそ、「この人なら大丈夫」と感じられる相手との会話はとても大切です。
たとえば、
- 「実は褒められるの、ちょっと苦手なんだよね」と打ち明けてみる
- 「褒めてもらえたけど、どうしても照れくさい」と共有する
- 信頼できる人からのフィードバックを意識的に聞いてみる
こういったやりとりの中で、「褒められること=評価されること=不安」ではなく、「自分が思っている以上に、他人は優しく見てくれている」という感覚が育っていきます。
「信頼できる人に“褒められるのが苦手だ”と打ち明ける」のは、とても勇気のいる一歩ですが、それが心を軽くするきっかけにもなります。
人と向き合うことがつらいと感じるHSPさんには、こちらの記事も参考になるかもしれません。
⇨HSPは3人以上の会話が苦手?その理由と対処法を徹底解説
HSP褒められるのが苦手なよくある質問(Q&A)

Q1:褒められるのが苦手なのは性格の問題ですか?
A:いいえ、性格の“欠点”ではありません。
特にHSPの方は、感受性が高いために人からの言葉を深く受け止めやすく、それが「褒められる=プレッシャー」と感じてしまうこともあります。
自分を守るための心の反応なので、責める必要はまったくありません。
Q2:HSPはどうして褒め言葉に敏感なんですか?
A:HSPは脳の反応が深く、他人の言葉や感情を敏感に察知するためです。
そのため、「お世辞では?」「裏があるかも」と考えてしまったり、言葉のトーンや表情の微細な変化にまで気づいてしまうことがあります。
これは「気にしすぎ」ではなく、HSPの持つ繊細さ=才能とも言える特徴です。
Q3:褒められるのが苦手でも、どうしたら自信がつきますか?
A:まずは「小さな成功体験」を自分で認めることから始めましょう。
他人の言葉に頼らず、「今日もよく頑張った」「このコーヒー美味しく淹れられた」など、日常の中にある“自分を褒めるポイント”を見つける練習がおすすめです。
少しずつ、「褒め言葉を受け取る心の器」を育てていきましょう。
Q4:褒められるたびに緊張してしまいます。どうすればいいですか?
A:まずは“リアクションの型”を決めておくと安心です。
たとえば、「ありがとうございます」「うれしいです」と一言だけ返す練習をしておくと、心の負担が少し軽くなります。
無理に喜んだり、完璧に反応する必要はありません。自分のペースで受け取る練習をしていきましょう。
Q5:HSPはずっとこのまま生きづらいままですか?
A:いいえ、「自分を知ること」で生きやすさは大きく変わります。
HSPであることをネガティブに捉えすぎず、「自分はどう感じるのか?」「何がつらいのか?」を言葉にしていくことで、自分との関係がやさしくなっていきます。
理解し、受け止め、整えていくことで、HSPの繊細さを強みに変えることもできますよ。
褒められるのが苦手 HSPへ まとめとやさしいメッセージ
褒められるのが苦手なのは、あなたが「繊細に人と向き合える人」だからこそ。
そのやさしさや真面目さは、まぎれもなくあなたの魅力です。
少しずつ、
- 自分の内面に気づき
- 自分で自分を認め
- 安心できる人とつながることで
褒め言葉が「怖いもの」から「受け取ってもいいもの」へと変化していきます。
焦らなくて大丈夫。
あなたのペースで、“自分に優しくなる”練習を少しずつ重ねていきましょう。
小さな気づきや安心の芽を増やしていくことで、自己理解や人との関係もゆっくり整っていきます。